手組カーボンホイール準備と覚え書き

リムがやっと2本揃った


 カーボンリムだからショップに頼むかとも思ったのですが何事も経験やっぱり自分でやってみることにしました。某商社が品質基準をクリア出来なかったOEM横流しにZのデカールを貼って出荷。ホンモノと信じて購入したユーザーが下りブレーキでホイールバランスを失い落車。当然クレーム、米本社にばれる。某G扱いになって今新品で手に入らないZのリム。情報元はしっかりしてるけどちょっと明かせません(笑)そんなもんだよな、台湾→中国へと生産がシフトしだした自転車業界。

 ERIKO用の軽量ホイールを DT-SWISS 190 で組もうと昨年12月に某オークションに1本手に入れた28Hのリム。もう一本がなかなか無くって(24Hなら市場に溢れている)先日ようやくe-Bay で手に入れました、300ドル orz。ディンプルになる前のモデルなのだが 300g と軽量。ちなみに不思議なのが 昨年手に入れた JAPAN EXCLUSIVE とデカールされた方でなんと400gもあるんですよ。旧旧モデルの340はカタログ値270gだからちょっとぶれすぎ。それにe-Bayの303よりはるかにガッシリとしていてロッドにない特注品だろうか。

 それぞれ diameter が2mm程違うので前後どちらか決めてスポークをオーダーしなくちゃいけない。下りコーナーでの荷重とペダリングの軽さを考えて JAPAN EXCLUSIVE をフロントに使うことにした。SAPIM CX-RAY 昨日 PAX-CYCLE にオーダーした。テンションメーターできちんとテンションを管理していけばなんとかなるだろう。以下初カーボンリムでの手組のためのヒント、覚え書き。

ZIPP MID V 310,340 ZIPPはどの穴も垂直方向に開けられていますので、スポークがねじれるように変形します。この大きなストレスに耐えられるよう、必ず#14エアロスポークを使ってください。#15スポークではスポーク折が多発する可能性があります)
組立で大切なことはニップルとリムの間に潤滑剤を使うことです。リムに挿入する前に各ニップルに少量のグリスを塗布することで、スポークテンションを上げるときのバインディングを防止することが出来ます。またスポークとニップルの間には緩み止め剤の使用をお勧めします。スポークの最大張力は80kg/fです。

EDGE 150Nm、カンパ140Nm、シマノ110Nm(取説最大は130Nm、ZIPP 110Nm 当社実測

ニップルのどの深さまでスポークが入っているかが重要になってきます。目安はスポークのねじ部分が見えなくなって8回転(=呼び16)です。

SAPIMのCX-RAYを使用していますが、テンションを上げて組んでおくと、長い間に伸びが出る事です。ですから必要以上にテンションを高くすることが現状無意味なのですが、もっと伸びの少なそうなスポークも入手しました。