豊洲〜浅草お散歩カメラ その2

XR RIKENON を中心に

港湾局専用線廃線跡
港湾局専用線廃線跡
LX + XR RIKENON 1:2 50mm S 絞り優先自動露出 f/5.6 Kodak SUPER GOLD 400
 an-kazu さんお尋ねの東京都港湾局専用線廃線跡。鉄橋もしっかり残っています。錆びた線路と鉄橋にはやはり想像を膨らませることが出来るモノクロが良いかと。こうして置けば写真は作家の思惑を離れてたんにそこにあるオブジェになる。人は関心がなければ通り過ぎれば良いし、そもそも私の写真に対して殆どの人がそうすることだろう。しかし振り向いて立ち止まった時、その人は自己のうちにその写真に責任を負う心の活動を開始するのだ。


雷門
雷門
LX + XR RIKENON 1:2 50mm S 絞り優先自動露出 f/8.0 Kodak SUPER GOLD 400
 写真機(カメラと言わないところに真意があることはどうか想像してやって欲しいけれど)を所有したらきっと東京近辺在住の誰もが撮るだろうショット。しかし僕的にはこういう像こそ貧乏人のズミクロン XR RIKENON 50mm F2 の真骨頂なのではないかと。こういうメリハリ感はペンッタクスレンズ(DAはあまりよく知らないけど勘弁ね)では得難いモノです。


カラービンズ
カラービンズ
LX + XR RIKENON 1:2 50mm S マニュアル露出 f/2.8 1/1000sec. Kodak SUPER GOLD 400
 今回の撮影のうちLXに充填した1本はシャッターダイアルの戻し忘れで全て手動露出、f2.8に露光時間1/1000秒となった。もう陽も暮れた暗闇の中での撮影はほぼ全滅。ところが面白いことにチネチッタの中このカラービンズの販売機だけが生き残った。実際はもっと明るいところに有って1/250秒くらいならなんの変哲もない普通の写真になったのだろうけど超アンダー露出とそこに光があれば逃さないコダックフィルムのお蔭でちょっとエロチックな色合いになった。

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