先週のお散歩カメラ

偶然の面白さと意図した絵を作る面白さ

 お散歩カメラの醍醐味は偶然の面白さにあることはその通りだと思います。でも面白い偶然がそんなにいつでも降って湧いてくるわけではないので仕上げはフォトショップで作る絵をイメージしてそのベースになる写真をしっかり撮るというのも楽しい作業です。ここでも銀塩ならではの階調表現が楽しめます。
絆

MZ-3 + smc PENTAX-FA 20mm F2.8 マニュアル露出 1f/5.6 1/250sec. Kodak SUPER GOLD 400
 ぶらんぶらお散歩カメラしていて被写体が見つかったらまずどういう写真にするかイメージをふくらませます。その時のフィルムや機材の条件で撮ったままがイメージとは限らないので。こういうシーンは女子カメラ風にハイキーに仕上げてみたい。順光のここは+三段くらいオーバー気味にとっておいて(ほんとうに白い部分は飛んでしまうギリギリくらいに明るく)色のある部分は後で焼きこみします。まぁ、これアンカーをもう一寸小さく撮れば良かった、寄りすぎですね (^^;

お手にとって
お手にとって
LX + XR RIKENON 1:2 50mm S マニュアル露出 f/4.0 1/125sec. Kodak SUPER GOLD 400
 こちらも考えた方は「絆」と一緒。なるべくハイキーで撮っておいて焼き込みで画面に締まりをつけます。この銀の籠の中のパンフを手に取ってみたいと思わせるような写真にしたかったのですが露出がオーバーすぎてパンフがなんだか解らなくなっちゃてますね、まだまだ修行が足りません (^^;

野焼き
野焼き
LX + XR RIKENON 1:2 50mm S マニュアル露出 f/4.0 1/500sec. Kodak SUPER GOLD 400
 手前のススキにピンを置いて野焼きの様子をボケと高コントラストで描いてみようと思いました。完全な逆光だったので+三段露光を長くしています。それでも空の階調は辛うじて残り陰の部分の暗さも程よく出たので僅かにレベル補正でコントラストあげてやるだけで狙いのイメージになりました。

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