篠山クン、今だっ!仏像が走り出す!

  • 仁川洞にて。別にここにある仏像は走り出さないが光の加減が仏像を走らせるのは理解できる気がする。

 先日、昔からの付き合いのある異業種交流の走りのようなグループの集まりがあって、みんなカメラや写真が好きなので冒頭の「篠山クン、今だっ!仏像が走り出す!」という篠山紀信による土門拳の思い出話、たしか徹子の部屋かなにかと思ったが、をして盛り上がったと思ったら、当の篠山紀信氏の事務所が、今年1月発売の写真集が路上・公園で全裸撮影したとして公然わいせつ容疑で捜索されたそうな。

路上・公園で全裸撮影、紀信さん事務所など捜索

 僕が凄いと思うのは篠山先生のバイタリティである。68歳になってもなお女のハダカで表現を試みようとする写真家魂!もう感服に値する。世間が怒って騒げば騒ぐほど面白くってやめられないわな、当のご本人は。

 イメージダウンになるなどとぬかしている結婚式場などどうでもよいが終電後の山手線の線路や青山墓地で全裸ヌードなどあっぱれ!あっぱれ!「ヌードの撮影など許可してない」なんてふにゃけたことぬかしてんじゃねぇよ!そんなこと分かってるから夜中に無許可でやっているんでしょうに(笑)

 ロケから帰ってきた篠山センセがなんていうのかは分からない。お行儀よくお詫びするのか、芸術は云々と戦うのはわからないけれどそんなこと実はどちらでも良いことだしセンセのゲージュツの本質になんら触れていない。内心は危険なのも非常識なのも承知でやってらぁ!山手線だって事故起こしたわけじゃないから結果オーライだろ!とほくそ笑んでいらっしゃればすべてオーケーなのである。

 そもそもプロの写真家の危険予知能力やリスクマネジメントは鉄道会社の無能官僚やら警察などより遙かに勝っており、そりゃもう訓練された軍隊並みであることは歴史が語っているのである(笑)そこへ持ってきて結婚式場の経営者やら公園管理課の役人ごときが吠えると単なる負け惜しみ以上に自分の能力の無さをさらけ出すだけでみっともないだけだからやめておきなよっ、つーの。

 まさか不祥事だらけの警察だから、絶版になった「NO NUDE by KISHIN 1 20XX TOKYO」を持ってる捜査官の香具師がいてヤフオクで吊り上げて小遣い稼ぎするための話題作りの捜査なんてことはないですよね(笑)

NO NUDE by KISHIN 1 20XX TOKYO

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