なぜ Maddone じゃなく Eriko にしたのか

クロスバイクMTB 700c化? TT XC?


2ちゃん【クロスバイクでロードを鴨る改造4台目】でうちを紹介してくださったかたも現れてくれたし、エンゾ早川スレでも大筋2ちゃんの自転車板のかたがたの好意的な態度は自転車という趣味の領域だけに安心しました。昔のように仏教スレやメディアスレで批判されるのは全然気にならないが趣味を叩かれると凹むものねぇ。でスレの趣旨と違って私はうちのこのイレギュラーな自転車でロードを鴨ろうなんては思っていない。いやそんなことどうでも良くなったというのが本当のところだろうか?自転車なんてレースじゃない限り自分のペースを守って走ってれば良いのだものね。

 実際舗装路を速く快適に走れる自転車は誰がなんと言おうとロードバイクである。いやいや他人との比較ではなく自分との比較においてということだ。しかしである。ロードバイクにはロードバイクを乗るために必要なカラダが必要である。このカラダが出来ていないといわゆるクロスバイクの方が楽に感じることも多々有るわけです。でいまの私はどうなのかというと明らかにロードバイクのほうが楽に快適に走れます(笑)買い物でちょろならよいけれど、7.6FX でちょっと遠出するととても疲れる。ハンドルは500mmに切断しても幅広すぎるし、それはバーエンド握っていてもそうで肩をしぼめてテナガザルのように腕を突き出して風を切り裂くようなポーズは取れません。でシフトの時はいちいちフラットバーへ手を戻す必要がある。時速30km程度なら大して変わらないのですがそれよりスピードを上げて行くと心拍の上昇も全然違うし、バイクを降りたあとの疲れも全然違います。

 そしてシートチューブの角度が立っているために踏みおろすようなペダリングには向いているのですが時計で言う12時半くらいから15時くらいの位置でちょうどぐっと力がこもるようなペダリングが出来ません。これもケイデンスが100位までなら大して変わらないのですが110、120と脚の回転をあげていくとバイクの挙動が全然変わってしまう。で Maddone だと普通にセッティングしてもサドルとペダルは良い関係の位置にポジショニング出来るのですが 7.6FXじゃ無理。ERIKO は Richey のオフセット45mmある WCS WAYBACK というシートポストでこのポジションを実現しています(WAYBACKは径31.6mmなのでTREKクロスバイクにはインストールできません)。

 でここまでなら Eriko より Maddone のほうが良いに決まっているんです。だいいちマドンのほうが全然カッコいいじゃないですか。それに Eriko に費やしたお金なら2ちゃんでどなたかが解説してくださったように軽く Maddone 6.9 の完成車も買えます。ところがね、Eriko を組む前、まだ 7.6FXをメインに使っている頃ですね。丹沢や箱根で長い下りを下る時にわかったことがあります。私にはスピードが出るに任せて脚を廻し続けていく技量がないんです。そしてもう歳なのでその技量を上げる訓練も危険に思うのです。長い下り坂でギアをアウタートップに入れて脚を回し続けるとバイクは軽く70km台に突入します。怖すぎです(笑)だからブレーキを掛けます。コントロールしやすい50km以下にスピードを落とします。すると脚を回す必要がないどころか回しちゃダメな状態になります。

 はい、そうするとカラダが冷え出します。さらに脚を止めてしまった故に登りでたまった乳酸がちっとも分解されず脚はますます怠くなります。そこで考えたのがディスクブレーキでした。7.6FXにディスクブレーキを付けて下りに突入、ブレーキを軽く掛けてスピードを調整しながら、かつ登りの疲れを取ったり脚が冷えない程度に脚を回しても全然問題ない。リムが加熱してやばくなると言うこともない。安心してスピードのコントロールも出来るのです。それで Maddone ではなしに Eriko を組むことにしました。Eriko になってから極薄の超軽量リム・アラヤのエアロワンでチューブラータイヤを使うようになりましたがリムの心配はまったくありません。そして最近念願の ZIPP 303 カーボンリムを入手しました。ボチボチ組んで行こうと思っています。

 自分で言うのもなんですが Eriko の超スローピングはいまいちかっこ悪いと思ます。ですが、乗ってしまえば乗りやすい方が良いに決まっているし、だいいち他人は自分が思うほど人のバイクなんて気にしていないので最近はそれで良いと思うようになりました。それでも Eriko の」ジオメトリは私に合うサイズの Maddone とほとんど同じに設定・調整されています。ジオメトリはしっかりロードバイクなのです。